【モーツァルトの部屋】(The chamber for Mozart)

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「ピアノ協奏曲 第26番 ニ長調:戴冠式 (K.V.537)」 最新作

(Klavier Konzert D Major K.V.537:coronation)

 モーツァルト晩年三大交響曲(3曲とも1788年)、まさにそれと平行して作曲されたのが、この「戴冠式」です。
「戴冠式」のエピソードは、あまり意識する必要はないと思われます。
新皇帝:レオポルド2世の即位にちなんで名付けられたに過ぎません。

 第1楽章:(Allegro / ソナタ形式) 注目すべきは第2主題が2個もあることでしょう。

 第2楽章:(Larghetto / 複合三部形式) 複雑で多彩な1楽章と好対照になるよう、敢えて単純明快に作曲したものでしょうか。

 第3楽章:(Allegretto / ロンド形式) 23番のピアノ協奏曲同様、ソナタ形式とロンド形式が入り交じった彼独自の作法による楽章です。

メールフォームを用意しました。
 入力ミスを発見された方は、ご一報下さい。
 たいへん助かります。
第1楽章
(Allegro)
第1楽章第1提示部推移まで (01'38")
試聴用ボタン/listen button
肝臓癌摘出手術のため公開日不定
(Publication date unknown to have the operation of the liver cancer.)



第2楽章
(Larghetto)
近日公開
第3楽章
(Allegretto)
近日公開
















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「ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 (K.V.488)」一括ダウンロード/Download the freeware archiver

(Klavier Konzert A Major K.V.488)

 モーツァルト晩年三大交響曲が書かれたのが1788年です。
 その2年前、1786年に書かれました。
 この1786年という年は彼のいわば『傑作の森』だということができるでしょう。

 第1楽章:(Allegro / ソナタ形式) 普通の古典的協奏曲と同様、5つの部分に分けられるオーソドックスな出だしです。

 第2楽章:(Adagio / 複合三部形式) 冒頭の旋律が何とも言えず美しいものです。

 第3楽章:(Allegro assai / ロンド形式) ソナタ形式とロンド形式が入り交じった彼独自の作法による楽章です。

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歌劇「後宮からの逃走 (K384)」序曲

"The elopement from the harem" OVERTURE (K384)

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 予告では、「ドン・ジョヴァンニ」を公開するつもりでしたが、残念なことに楽譜が絶版になっていました。
 そこで、急遽差し替えすることにしました。楽しみにしていたみなさん、申し訳ありませんでした。


We can not get the musical score of "Don Geovanni" in Japan. It has gone out of print. ;-(


 トルコ太守に囲われた姫君を仲間と共に助け出すという喜劇です。

 完璧なジンクシュピール(歌芝居)の1つとして数えられています。

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"The elopement from the harem" OVERTURE (K384)
全曲1ファイル 08'28"

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歌劇「魔笛 (K620)」序曲

"Die Zauberflote" OVERTURE (K620)

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モーツァルトのオペラは、全部で22曲あります。

ここでは、以下の3作品の序曲だけをとりあげたいと思います。

  1. 1786年に発表されたこの「フィガロの結婚」

  2. 1787年に発表された「ドン・ジョバンニ」

  3. 1791年の「魔笛」

 以下、「魔笛」序曲についての解説文です。

 曲は Adagio の導入部(15小節)を持つソナタ形式で書かれています。楽曲解析すると以下のようになります。

導入部

1-15小節


第1主題部
16-63小節
第2主題部
64-83小節
小終結部
84-96小節
展開部

97-153小節
再現部

154-211小節
コーダ

212-226小節
全曲1ファイル:演奏時間:03'35"
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歌劇「フィガロの結婚 (K492)」序曲

"Le Nozze di Figaro" OVERTURE (K492)

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モーツァルトのオペラは、全部で22曲あります。

ここでは、以下の3作品の序曲だけをとりあげたいと思います。

  1. 1786年に発表されたこの「フィガロの結婚」

  2. 1787年に発表された「ドン・ジョバンニ」

  3. 1791年の「魔笛」

 以下、「フィガロの結婚」序曲についての解説文です。

序曲の完成は、4月29日だったそうです。

展開部のかわりに短い経過部のあるソナタ形式で書かれています。

あまり冗長になりすぎずちょうど良い長さですね。

提示部

1-123小節
主要主題
1-59小節
副主題部
59-107小節
終結部分
108-123小節
経過部

123-138
再現部

139-236
コーダ

236-294
全曲1ファイル:演奏時間:03'35"
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「クラリネット5重奏曲 (K581)」(Clarinet Quintet)

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 この曲は、北ドイツから旅行の帰ってきたころ、運悪く奥さんが発病してしまいます。そのせいか極度の貧困状態に陥ります。この逼迫した生活を救う目的で友人のシュタッドラーが代価を払って書かせたものです。
 晩年の四重奏曲や五重奏曲すべてに用いられているような4楽章構成を採用しています。
 第1楽章:(Allegro / ソナタ形式) 展開部が絶で聞き所になります。後半、クラリネットの分散和音をお楽しみ下さい。

 第2楽章:(Larghetto / 歌謡三部形式) 中間に展開部風の部分を挟んだ三部形式です。クラリネットの甘美な音色が冴える秀逸な楽章です。

 第3楽章:(Menuetto / メヌエット) 2つのトリオを持った特殊な構成です。第2トリオでのクラリネット活躍が聞き所とになるでしょう。

 第4楽章:(Finale / 主題と変奏曲) 主題は三部形式で書かれており弦楽器によって主奏されます。4つの変奏曲と自由な2つの変奏です。フィナーレにふさわしいものでしょう。

第1楽章 (Allegro) 09' 09"
第2楽章 (Larghetto) 03' 49"
第3楽章 (Menuetto ) 06' 20"
第4楽章 (Allegretto con Variazioni) 09' 48"

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「交響曲第41番 ハ長調 K551 "ジュピター"」(Jupiter Symphony)

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 モーツァルトの交響曲最後を飾る1曲です。
 第1楽章:(Allegro vivace) ゆったりした序奏を持たずにいきなり第1主題が始まります。繊細な第2主題は聞かせどころです。

 第2楽章:(Andante cantabile) 細かな32分音符が多用されているので、決して「遅い楽章」であるという印象はうけないと思います。違和感なくテンポの変化が表現できるかどうかが打ち込みのキーポイントになるでしょう。

 第3楽章:(Menuetto : Allegretto) たいへんシンプルなメヌエットですが、モーツァルトらしい半音階進行が随所に効果的に使われています。

 第4楽章:(Finale : Molto Allegro) モーツァルトの交響曲の中では対位法的な手法が際だつ作品です。

第1楽章 (Allegro vivace) 10' 03"
第2楽章 (Andante cantabile) 08' 06"
第3楽章 (Menuetto : Allegrotto) 05'55"
第4楽章 (Finale : Molto Allegro) 13' 58"

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交響曲第40番 ト短調 (K550)

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 モーツァルトの交響曲の中で、短調で書かれた作品は、この「第40番」ともうひとつ「第25番」の2曲だけです。どちらの曲も、悲しみにみちているといった感じで、「第40番」から見た前後の「第39番」「第41番」の明るさと対照的です。曲の楽器編成などを見ても「第39番」「第41番」とはまったく異質なものです。「第40番」にはトランペットとティンパニが用いられていません。このようにモーツァルトの後期「3大交響曲」と呼ばれる3曲の中でも特に印象に残る曲として位置づけられています。

 第1楽章 、ソナタ形式の型どおり第1・第2主題の提示が行われ、それが2回繰り返された後、展開部へと入って行きます。この「第40番」で、金管楽器のうちから唯一編成に加えられているホルンが実に有効に生かされます。展開部は、弦楽器群と木管楽器群の絶妙な対話を経て再現部に流れ込みます。再現部の第1主題に添えられているファゴットの裏歌は何とも言い難いものがあります。再現部中にもホルンは効果的な「歌」を与えられて活躍します。

 第2楽章 もソナタ形式で書かれています。弦楽器群が低音部から高音部に向けてきれいに橋渡しされていく和声的な第1主題と旋律的な第2主題を巧みに反復して楽章全体ができあがっています。

 第3楽章 のメヌエットは、リズム構成的にも、楽節編成的にも、特殊な形態をしたメヌエットです。通常8小節+8小節の構成をもとにまとめられる楽節が、6+8または6+7などのようになって構成されているのです。トリオの部分は、たった2声か3声ですばらしいアンサンブルを聞かせてくれます。まさに円熟したモーツァルトの作曲技巧の見せ場と言えるところでしょう。

 第4楽章 は、再び典型的な古典ソナタ形式で書かれています。激烈な第1主題と甘美な第2主題は、「2つのテーマが対照的であるように」というお手本のようなものです。この第1・第2テーマは1楽章の場合と同じように型どおり2回繰り返されます。展開部は、第1主題を中心に据え、これを多彩に転調・展開してみせてくれます。それだけに、後から再現部で久しぶりに登場する第2主題が生きてくるのでしょう。その第2主題が演奏されると、あっという間にコーダに突入し、「第40番」全体のフィナーレとなります。

第1楽章 (Molto Allegro) 08' 00"
第2楽章 (Andante) 09' 36"
第3楽章 (Menuetto : Allegretto) 05'12"
第4楽章 (Finale : Allegro assai) 05' 40"

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交響曲第39番 変ホ長調 (K543)

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 俗称ですが、この交響曲を指して「白鳥の歌」という副題をつけて呼ばれることがあるほど、美しさに満ちた曲です。1788年、モーツァルト32歳の作品で、彼の死の3年前にあたります。

 第1楽章 は、おなじみの荘厳な序奏部があってから Allegro 部分に移行するという展開です。前段に「美しさに満ちた」という形容をしましたが、同時に「半音階の多用」や「意図的不協和音」なども随所に見られます。

 第2楽章 こそが、人々に「白鳥の歌」と呼ばせたイメージを持っているのではないでしょうか。変化に富んだロンド形式の緩徐楽章です。

 この第3楽章:(表情・形式) が、本楽曲の中で最も古風な趣で作曲されています。しかし、新味がないわけではありません。クラリネットをソロ楽器として用いるのはモーツァルト以降の発想であるということです。

 第4楽章 は、自由なソナタ形式です。再現部直前の「展開」はみごとです。

第1楽章 (Adagio - Allegro) 8' 04"
第2楽章 (Andante con moto) 9' 37"
第3楽章 (Menuetto: Allegretto) 7'15"
第4楽章 (Finale: Allegro) 6'47"

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交響曲第38番 ニ長調 (K504) "プラハ"(Praha Symphony)

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 「プラハ」交響曲は、先に公開した「リンツ」交響曲から3年後の1786年に作曲されました。有名な歌劇「フィガロの結婚」と同年の作品です。あるべきはずの第3楽章のメヌエット形式で書かれた楽章が省かれているのも特徴的。また、結果的にすべての楽章がソナタ形式になっているのも特徴的です。

 第1楽章 は、「リンツ」にも見られた緩やかな導入部がより完備された形で設置されています。Allegro 部分に入ってからも主題展開部は小節数的にも展開のされ方自体も完成度が高いです。全体的に「和声法」だけでなく「対位法」の処理が多く用いられ転調関係が緻密です。

 第2楽章 は、鮮明な強弱・長短(調)の対比が印象的です。特に強弱に関して愛用させていただいているMag.さん作 MIDI作成ツール「MIDI Espressivo」の関連機能が強化されましたのでさっそくMIDI打ち込みに反映させ楽しまさせていただきました。(^^)

 きわめてモーツァルトらしい明るく快速な曲調の第3楽章 は第1・第2主題とも、その速さに対応して構成も大きくなっています(それぞれ16小節ずつ)。第2楽章でもシンコペーションの多用などリズム的にも楽しい工夫がなされて構成されていましたが、この16小節の主題が2小節ずつリズム形式を変えて登場するのは特徴的です。

第1楽章 (Adagio - Allegro) 9' 54"
第2楽章 (Andante) 5' 49"
第3楽章 (Finale Presto) 4' 08"

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交響曲第36番 ハ長調 (K425) "リンツ"(Linz Symphony)

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 先だって公開した「ハフナー交響曲」はモーツァルトがザルツブルグ滞在中に作られたものでありましたが、こちらの「リンツ交響曲」は、1738年、ザルツブルク滞在を終えたモーツァルトがウィーンへの帰路、立ち寄ったリンツで書いた作品です。「ハフナー交響曲」の時点では、管楽器はあくまで弦楽器の補強としての役割に徹していますが、この「リンツ交響曲」では、管楽器が旋律楽器として主要な役割を与えられる場面が随所にみられるようになります。

 冒頭に堂々とした導入部を持つ第1楽章 は構想も長大です。構成は典型的なソナタ形式ですが、第2主題でハ長調がホ短調に転調されているのは、モーツァルトでは希な例であるそうです。

 第2楽章 は、シチリアーノ風のゆったりした楽章です。第1楽章と同じくソナタ形式が採用されていますが、コンパクトにまとめられた構想は好対照です。

 形どおり舞曲形式にのっとったメヌエットの第3楽章 。忠実に繰り返しを行うとこれもけっこうな長さの楽曲となりますが、次に来る第4楽章を考えると... やはり幾分、繰り返しを省いた形での打ち込みとさせていただきました。

 第4楽章 は、第1楽章以上の構想を持って書かれています(第1楽章は287小節、第4楽章は、なんと416小節!)。しかし、Prestoという速さはその「長ったらしさ」もあまり感じさせないのではないでしょうか。

第1楽章 (Adagio - Allegro spiritoso) 8' 01"
第2楽章 (Poco Adagio) 4' 33"
第3楽章 (Menuetto) 3' 32"
第4楽章 (Presto) 4' 35"

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交響曲第35番 ニ長調 (K385) "ハフナー"(Haffner Symphony)

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 モーツァルトは円熟期と呼ばれる1782年から1788年まで(モーツァルト26歳から32歳)の交響曲をシリーズで登録していこうかと思います。

 副題に「ハフナー」とされているようにこの交響曲は、モーツァルトの父と親交のあったザルツブルグ市長ハフナー家の祝典のために作られたものです。祝典用という用途からも察することができますが第1楽章はまさに典雅な曲調でフルオーケストラで奏せられるトリルが印象的です (このトリル入力にはMag.さん作「MIDI Espressivo」というソフトのトリルエディタ機能にたいへんお世話になりました)。2楽章はモーツァルトらしい美しいメロディーのゆったりした楽章です。第3楽章は祝典内の舞踏会。フィナーレは壮大で華やかです。

第1楽章 (Allegro con spirito) 5' 13"
第2楽章 (Andante) 3' 27"
第3楽章 (Menuetto) 2' 29"
第4楽章 (Finale ; Presto) 3' 45"

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