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【チャイコフスキーの部屋】(The chamber for Tchaikovsky)

交響曲第6番 ロ短調 作品74 [ 悲愴 ]
Symphonie Nr.6 b-minor Op.74 [ Pathetique ]
チャイコフスキー後期3大交響曲の最終作です。
ダヴィドフという名の彼の甥に宛てた手紙の中で、彼自身が意図的に「謎めいた標題音楽」を作曲すると言っているそうです。
第1楽章:(Adagio etc/ ソナタ形式)
リーマンによれば、第1楽章初めの1小節は「迫り来る運命」の動機と評されています。
第2楽章:(Allegro con grazia / 三部形式)
5拍子のワルツで書かれています。
第3楽章:(Allegro molto vivace / スケルツォ)
毒蜘蛛のタランテラから名を取った舞曲形式が巧みに使われています。
第4楽章:(Adagio lamentoso / 三部形式)
チャイコフスキー自身「レクイエムの気分に満ちた楽章」と指摘しているそうです。
メールフォームを用意しました。
入力ミスを発見された方は、ご一報下さい。
たいへん助かります。

[ Symphony No.6 [ Pathetique ] ]
- Adagio ..., etc. (20'50")
- Allegro con grazia (08'09")
- Allegro molto vivace (05'43")
- Adagio lamentoso (08'56")

交響曲第5番 ホ短調 作品64
Symphonie Nr.5 e-minor Op.64
チャイコフスキー後期3大交響曲の第2曲です。
第1楽章の序奏部にチャイコフスキー自身の言葉を借りると「運命,または神の摂理の探求しがたい設計といったものに対する完全な服従」を描こうと着想されたということです。
第1楽章:(Andante etc/ ソナタ形式)
提示部第1主題は「疑い,訴え,非難」の動機です。
提示部第2主題は「信仰の抱擁の中に身を投げ出さないのか!」の動機です。
第2楽章:(Andante cantabile,
con alcuna licenza / 三部形式)
"con alcuna licenza"とは、いくらかの放縦性を持ってという意味です。
第3楽章:(Valse : Allegro moderato / ワルツ)
普通はスケルツォの置かれる楽章に 彼は、ワルツを配しました。
第4楽章:(Finale : Andante maestoso - Allegro vivace/ ソナタ形式)
チャイコフスキーの運命に対する勝利を描いた楽章だと多くの研究者の結論は教えています。
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[ Symphonie Nr.5 f-minor Op.64 ]
- Andante ..., etc. (12'12")
- Andantino cantabile (11'29")
- Valse : Allegro moderato (05'49")
- Finale : Andante maestoso - Allegro Vivace (12'29")

交響曲第4番 ヘ短調 作品36
Symphonie Nr.4 f-minor Op.36
いわゆるチャイコフスキーの後期3大交響曲の初めを飾る1曲です。
第1楽章:(Andante sostenuto, etc/ ソナタ形式)
チャイコフスキーが彼の弟子への手紙で自画自賛したと伝えられる楽章です。
第2楽章:(Andantino in modo di canzona / 三部形式)
起伏の抑制された楽章です。
その抑制がメランコリックな雰囲気を醸し出します。
第3楽章:(Allegro Scherzo Pizzicato ostinato/ スケルツォ)
バラライカ・オーケストラに似た雰囲気の楽章です。
第4楽章:(Allegro con fuoco/ ロンド形式)
極めて政治的な楽章です。
(詳細は、掲示板で書くつもりです。)
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Symphonie Nr.4 f-minor Op.36
- Andante ..., etc. (20'50")
Andantino ... (08'09")
Allegro Scherzo ... (05'43")
Allegro con fuoco (08'56")

ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
Violin concerto D-major Op.35
メンデルスゾーン・ベートーヴェンなどのヴァイオリン協奏曲と並び称される名曲です。
1878年3月30日にできた協奏曲です。
交響曲の第4番・第5番の間にできたわけですね。
第1楽章:(Allegro moderato, etc/ ソナタ形式)
ロマンチックなロシア的主題が第1ヴァイオリンでのびのびと謳われます
第2楽章:(Canzonetta Andante / 三部形式)
4分3拍子で、淋しい旋律が木管楽器で演奏されます。
第3楽章:(Allegro vivacissimo/ ロンド形式)
民衆の踊り狂う情景がイメージできる楽章です。
- Allegro moderato (17'39")
Canzonetta Andante (04'40")
Allegro vivacissimo (07'46")

ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
Piano concerto No.1 Eb-minor Op.23
彼のピアノ音楽について
ここにアントン・ルービンステインにピアニストにならないかと薦められたチャイコフスキーのエピソードがあります。
ペテルブルグ音楽院を受験したチャイコフスキーはルービンステインからピアノの才能を認められ、そのように薦められたそうです。
彼がそれを断った理由は、生来の内気な性分から演奏家として舞台に立つのを恐れたためだといわれていますが、ともわれ、今でこそ名曲を生み出した彼に感謝すべきでしょう。
第1楽章:(Allegro non troppo, etc/ ソナタ形式)
ロマンチックなロシア的主題がのびのびと謳われます
第2楽章:(Andantino-semplice, etc / 三部形式)
8分6拍子のなだらかなリズムにのった、しなやかな旋律を主題としています。
第3楽章:(Allegro con fuoco, etc/ ロンド形式)
雄大なスケールで独奏ピアノの技巧が発揮されます。
1楽章 (前半) 07'58"
1楽章 (後半) 11'05"
2楽章 04'23"
3楽章 06'08"

スラブ行進曲 (Slavonian march)
時代背景 バルカン半島では、自由主義運動の波及に伴い、スラブ系民族の団結によりオスマン=トルコに対抗しようとするパン=スラブ主義がおこっていましたが、ロシアはこれを利用しパン=スラブ主義の盟主として勢力拡大を図ります。
ちょうどそのころイスラム教徒のトルコ人に抑圧されたバルカン半島のキリスト教徒が反乱を起こし、多数殺害されるという事件が起こります。1877年ロシアはトルコと開戦してこれを破り翌78年サン=ステファノ条約をむすんで、ルーマニア・セルビア・モンテネグロを独立させ、ブルガリアの領土を拡大してトルコ領内の自治国とし、ロシアの保護下におきます。これが露土戦争(1877-78)です。
露土戦争当時、ロシアはセルビアに義勇軍を送っています。その義勇軍の傷病兵のため大音楽会催すことになりました。そしてこの音楽会のための作曲をチャイコフスキーに依頼するという経緯をたどったのです。
1876年11月5日、モスクワでの初演は「愛国的熱狂と嵐」と形容されるように大成功でした。
楽曲について
「スラブ行進曲」は一種の序曲でセルビア民謡から取材したであろうモティーフにロシア国家を配して組み立てられています。その構成を分析します。
第1部
- 前奏
- 第1主題A
- 副主題B
- 副主題C
- 経過部D
- 第1主題A’
- 小結尾
第2部
- 第2主題E
- Eの展開
(ロシア国家の主題挿入)
- Cの再現
- Dの再現
- 第1主題A’の再現
- 終結部
第3部:(Piu mosso Allegro)
第4部:(Allegro risoluto)
四部構成の各部分それぞれが
第1・2部:[戦闘の描写]
第3・4部:「勝利の行進」
を表しています。
1曲全ファイル 08'47"

白鳥の湖(Suite"Swan Lake")
本来なら『白鳥の湖(全曲)』といきたいところなのですが、それでは膨大な時間がかかってしまいます。今回は、演奏会用に抜粋された「組曲・白鳥の湖」という編集もののバージョンにさせていただきます。
曲は以下のように流れていきます。
第1曲「情景」:(Moderato) オリジナルのバレーでは、第1幕の終わりごろ、王子の宮殿の上を白鳥たちが飛んでいる場面で演奏される曲です。オーボエの哀愁に満ちた旋律に弦のトレモロとハープの魅惑的な伴奏の組み合わせは、あまりにも有名ですね。この旋律は、後半ホルンの強奏へと受け継がれます。
第2曲「ワルツ」:(Valse) 弦のピチカートによる導入部に続いて、第1バイオリンが旋律を受け持ちます。この旋律を様々な楽器を組み合わせ発展させ第1部を形成しますが、第1部は2回繰り返されます。この繰り返しの後トリオになりますが、このトリオの部分もなかなか長大です。トリオも、中間部とコーダありの構成になっています。トリオ(ヘ長調)が終わると、形通り原調(イ長調)に戻るのですが、これも単純反復ではありません。オーケストラ全体で奏する、いわば「ワルツ・ダ・カーポ」の部分全体が大きなコーダの役割をしているような感じです。
第3曲「白鳥の踊り」:(Allegro moderato) ロシアの民族舞踊を想起させる曲です。オリジナルでは、第2幕の「白鳥の乙女たちの踊り」で使われる曲です。[オーボエ]〜[フルート+クラリネット]〜[バイオリン+フルート]と魅力的なアンサンブルを楽しむことができます。
第4曲「情景」:(Andante) ハープのソロ・バイオリンのソロと即興的性格の強い曲です。第3曲がアンサンブルを楽しむために用意されているとすれば、第4曲はまさにソロ楽器の技巧と表現力を楽しむために用意されているといえるでしょう。
第5曲「チャルダシュ」:(Moderato assai) チャルダシュとは、ハンガリーの舞曲です。[Moderato assai]〜[Allegro moderato]〜[Vivace]という速度の変化を見ただけでも情熱的な踊りの盛り上がりを感じることができます。
第6曲「情景」:(Allegro agitato) この曲は、大きく「前半/後半」と捉えると分かりやすいように思います。前半のクライマックスはティンパニのfffで締めくくられます。後半は、原調変ホ長調に対し、ホ長調へと半音転調し、なおかつ、拍子も四分の四拍子から、四分の三拍子へと変更され大きく性格が変わるのです。全体をしめくくるのにやはりハープの果たす役割は大きいです。この曲でも伴奏での登場ですが、やはりハープが重要な締めくくり役を果たしています。
1.Scene1 02'38"
2.Valse 07'22"
3.Danses 01'12"
4.Scene2 04'12"
5.Czardas 02'00"
6.Scene3 04'12"

荘厳序曲"1812年"Overture Solennelle "1812" Op.49
この曲が作られた経緯を説明します。まず、楽譜出版業者のユルゲンソンという人物から (1) 博覧会開会のための序曲 または (2) ロシア王国25周年を祝う序曲 または (3) ギリシア正教救世主寺院開墓のカンタータ、 以上3つのどれかにあてはまるような曲を作ってほしいという依頼を受けます。当初チャイコフスキーは(考えてみれば無礼な)この依頼にまったく乗り気ではありませんでした。しかし、チャイコフスキーの師匠であり同時に友人であるニコライ・グレゴリビッチ・ルービンステイン(ピアニスト・指揮者)からのすすめもあり、しぶしぶ引き受けます。また、初演(1882年)からしばらくの間、評判もあまり芳しくなかったようです。しかし、徐々に大衆的人気を得、1887年、ペテルスブルクでチャイコフスキー自らの指揮で演奏されて以来、人気は定着したものになりました。曲のモチーフになったいるのは、1812年ナポレオン軍のロシア遠征失敗という歴史的事実です。これをロシア民謡の旋律などを盛り込んで、分かりやすく作ったということで人気が出たのでしょうね。
曲は以下のように流れていきます。
プロローグ:(Largo) 民衆の侵略に対する神への祈りです。聖歌ですが、侵略に対する怒りも込められているのでしょう。とても情熱的に盛り上がります。(Andante) ロシア軍の進撃を描写します。
中心部分:(Allegro giusto) ボロディノという土地で行われた戦闘を描写します。ボロディノの民謡を主題にした旋律でロシア軍を描写します。ついでフランス国家でフランス軍を描写し、次第に2つのテーマが錯綜していきます。何回か反復された後、ナポレオン敗走を描写しフィナーレへと突入します
フィナーレ:(Largo) 冒頭の「祈り」のテーマがブラスバンド・教会の鐘・祝砲などを伴った巨大なオーケストラで壮大に演奏され、ロシア国家をもとにした行進曲で曲を終わります。
以上からご理解いただけるものと考えますが、MIDIとしては大きなファイルで、環境によっては、大いに音がわれるものと思います。ご容赦ください。^^;
全曲1ファイル 14' 59"
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